ベトナム現地採用の日本人に求められること

ベトナム現地採用で働く日本人に求められえている役割をご存知ですか。
ベトナムで働く現地採用の日本人は、駐在員でもなくベトナム人でもなく「現地採用の日本人」というブランドで生きています。ちなみに「現地採用の日本人」の悪いイメージで、現地化している日本人を考えがちですが、ここでいう「現地採用の日本人」とは違います。(現地化している日本人でベトナム語が話せたら、まだ救いようがありますが、ベトナム語が話せない場合は救えません。)

ここでいう「現地採用の日本人」というブランドは、ベトナムの生活や文化を理解しており、日本人としての価値を発揮できる人のことを言います。

たまに日本人としての価値として勘違いをされている人もいます。例えば「日本人だから」という理由で駐在員のように上から目線でベトナム人スタッフに指示を出したり、小馬鹿にした態度をとったりと。こういう人たちは、いずれ会社から必要とされなくなるのが目に見えています。駐在員よりもベトナム人スタッフとは上手にあえなければ、その場には必要のない存在へとなってしまいます。

私がベトナムで働く前に、人材紹介会社で働く友人に言われたことがあります。駐在員が現地採用の日本人に望むことは、ベトナム人と日本人駐在員との潤滑油や橋渡しを望んでいるということでした。仕事が出来るのは当たり前で、ベトナム人スタッフと良好なコミュニケーションが出来れば、会社として業績が上がりやすくなると思います。
働いてみて、その通りだと思いました。
駐在員は3年程度の任期で帰ってしまうので、いくら引き継いだといっても人間性や関係性は引き継げませんから、その間でうまく立ち回れる「現地採用の日本人」が求められているんだと思います。